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タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。 内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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イリス、メニャーニャ。
イリス様にあってメニャーニャさんにないものの話。

+ + + + + + + + + +

 ――むにゅむにゅ。

「っ……く……」
「…………」

 ――むぎゅむぎゅ。

「う……くぅ……」
「…………」

 ――ぎゅむっ!

「つぅっ……!!」
「…………」



「……鬼みたいな顔して、一心不乱に揉んできやがるナ……」
「当てつけですかね、イリス様」
「クク、そうまで嫉妬丸出しってのも、カワイイもんダゼ、メニャーニャ?」
「……腹立たしいです」
「オマエには無いものだからカ?」
「……それ以外の理由に、説得力はないんでしょうね」
「だから無抵抗で揉ませてやってるワケだけどナ?」
「――両手を上げて手首を縛って、そうして私にのしかかられて」
「イエス。その気になれば、私の命だって取れる――」



 ――ぎりっ。



「うあっ……!」
「……心臓ごと握り潰してあげましょうか、イリス様?」
「っ、ククッ……ソレ、本来は私の専売特許なんだがナ?」
「……どうしてそんなに余裕なんですか」
「追い詰めてるのはオマエのほうなのにナァ。逆に、どうしてオマエはそんなに余裕がないんダ?」
「…………」



 ――ぎゅむぎゅむ。



「……この、追い詰めているという状況も、結局はあなたが用意したもので」
「イエス」
「……あなたの掌の上で踊らされている、と感じるからですかね……」
「わかってんジャン。……で、踊り心地は悪いのか?」
「……良くはないかもしれません」



 ――むにゅむにゅ。



「……言っとくけどナ、メニャーニャ」
「はい」
「オマエのそういう感情が見ていて面白いのも確かだが……私だって、好きでもない相手に、こんな無防備な姿を晒したりなんかシネェゾ?」
「……はい」
「――ラブ、ユー、メニャーニャ。オマエは私のものであり――同時に私はオマエのものダ」
「…………」
「こういう形でしか与えてやれない。心行くまで堪能するがいいサ」



 ――むにゅむにゅ。



「……でしたら、お言葉に甘えさせていただきます、イリス様」
「落ち着いたみたいだナァ。感情も、ついでに手つきも」
「下手な挑発をしたら本当に握りつぶしますよ?」
「スケアリィ……ソフトタッチプリーズ……」
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こうと
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ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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