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タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。 内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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ゲームのエンディング直後の話。
あの人の加入の際に、もしかしたらこんな寸劇があったかもしれないと思い浮かべながら。

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 ざくざくアクターズ――おわり――



「と、いうわけでっ! 主に私がっ! ものすごく待ち望んだ瞬間がっ! いよいよやってまいりましたぁーっ!!」
「暑苦しいです先輩」
「ひでえな!? っていうかメニャーニャ、あんただって嬉しいくせにー」
「だからって先輩のテンションと一緒にしないでください」
「ほんとにクールぶっちゃってまぁ……でもいいんだぜー、後輩の気持ちだってわかって、っ、足の小指はヤメロォ!!?」
「懲りないなぁ、エステル……いや、でもメニャーニャさんも今日ぐらいは素直にしましょうよ。私も時計塔で一度失敗した時のあなたの姿を見ていますし、今日という日が嬉しくないはずないでしょう?」
「はぁ……まあ、ローズマリーさんにそう言われると弱いですね……」
「じゃあ、行きましょうか」
「はぁーい……せぇーのっ!!」











「皆さん、改めましてよろしくお願いします。今日からハグレ王国にお世話になります」
「シノブぅー!! よかった、ほんとによかったよっ……!!」
「ちょ、ちょっとエステル、苦しいわ……」
「だってー、ほんとに心配したし、救い出すにしてもものすごく分の悪い賭けだったし……ほんっっっと、上手くいってよかったよー!!」
「すみませんシノブさん、ちょっとだけ我慢してやってください……エステルは直前で見送る側に回ってしまって、当初は結構落ち込んでたものですから」
「……心配をかけてしまったわね。でも、あなたたちとデーリッチさんのおかげで、私は生きている。それだけでも、一生忘れられない恩が出来てしまったわ」
「……とはいえ、後遺症が残ってしまったみたいですね、シノブ先輩」
「そうね……前に比べて、随分と力が弱ってしまったみたい」
「いやいやいや、でもでもちゃんと生きてるってことに比べたら些細なもんだよー」
「そうだね……あと弱ってるとは言ってもあくまでそれは力のことで、技はいささかも衰えてないみたいだし、むしろその状態でもまだ一線は張れるっていうのが……」
「……やっぱり恐ろしいですか?」
「あ、い、いえ、そんなことはないです、ごめんなさい!!」
「うふふ。ゼンマイ山でそういうリアクションをしてもらったのって、少し前の出来事のはずなのに、なんだかすごく懐かしい気分です」
「わざとですか!? 私をからかって楽しいとでも!?」
「ろ、ローズマリーさん、どうしてそんなに取り乱してるんです!?」
「下手したら今後の店舗提案の際にジュリア隊長並に警戒しないといけないかもしれないじゃないですか!?」
「え、どうしてそこでジュリアさんが出てくるんです?」
「あー、メニャーニャは知らないのか……ハグレ警察の設立のときに一悶着あってさ。理由はネーミングで察してくれ」
「あっ……それはお疲れ様です……」
「うーん、大丈夫なのかしら……一応、私は私でさっそく施設の提案をしたいと考えているところなのだけど」
「あ、すいません。提案自体はとてもありがたいですので、会議の時に遠慮なくどうぞ」
「ちょうど今、会議用の巻物がキラキラ光ってるところだしねー」
「では、皆さん。今後は私の知識も王国のために存分にお使いください。どうぞよろしくお願いします」
「こちらこそ。何かありましたら遠慮なく頼ってくださいね?」
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ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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