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タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。 内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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イリス、エステル。
徒競走で毎回決勝に進出し、なおかつ宇宙ニンジャに食い下がる身体能力の持ち主であるエステル先輩は、引き締まったおなかを持っているに違いない。

+ + + + + + + + + +

「ユーのオナカを触りたい」
「またこのパターンかよ!?」
「……触りたい」
「いや、そんなトーンを落としてねだるように言うなよ……どうしたのよ、急に」
「ちょっと興味が湧いたんだケド……正直、今の切り出し方は自分でもセクハラだと思ったゼ」
「どんな言われ方でも警戒しそうなんだけど、内容的に」
「ハハ、ソーリィ」
「ていうか、興味ってどういうことよ。とりあえず説明が欲しいわ」
「ウン。そもそもユー、徒競走で毎回ウサギニンジャと張り合ってるダロ?」
「ああ、うん。ちょっとね、スピードだと負けるのが悔しい、マジで」
「その分スタミナとペース配分で勝ちを拾うこともあるジャン?」
「まあね。なんだかんだでお互い良い刺激になってると思う」
「……あのウサギと張り合えるユーの身体能力がナ、ちょいと気になったのサ」
「なんでまた」
「そもそもユーは原住民で、ハグレに比べて脆弱だっていうのが、この世界の定説だと言うが――どうもユーを見てると信じられなくてナ?」
「あー……なんとなく納得できてきたような」
「私がガチでハグレ王国とやりあった時に一番苦戦したのもユーの炎ダ。ハグレじゃないにも関わらず、ハグレだらけの王国の中でバリバリに一線を張っている」
「そうやって興味を持たれた結果が『おなか触りたい』ってさぁ……」
「ノーチャンス?」
「いや、えっと……服、脱がなきゃダメ?」
「アー、おなかだけ見せてくれればイイサ」
「……変なことしないでよ?」
「しない。あくまで触るだけ、オーケー?」



 ――ぺたぺた。



「イリスの手って冷たいから、なんかすごいくすぐったいんだけど……」
「ちょっとだけ我慢ナー。ちなみに逆にユーの手の熱さが私にはくすぐったかったりするんダゼ?」
「あ、お互い様かぁ……」

「――やっぱりボディのほうは引き締まってるな、ユー」
「まあ、運動してますしー?」
「普段から、だよナァ。じゃなきゃウサギと張り合えない」
「なんか、えらく褒めてくれてる?」
「ちなみに私は毎回ユーに賭けてるゾ」
「マジでっ!!?」
「オウ。だからもっと頑張ってもらわなきゃ困る」
「期待されてしまった……」

「しかしまあ、バストは柔らかいクセに、引き締まったボディ……改めて、イイ身体してやがんナ、エステル」
「おい、なんかいかがわしい響きなんだが?」
「メニャーニャだって言ってたんダロ?」
「いや、なんであんたが知ってるのよ。本人から聞いたの?」
「イエス。まあ、アイツの嫉妬もわからんではないナ、こうして触って確かめてみるとサ」
「嫉妬……いや、嫉妬されてるの?」
「含まれてないとは言えないかもナ。ちなみにアイツは少し心配になるくらい細かった」
「それ、やっぱ戦争中の食糧事情とかのせいなのかなぁ……?」
「かもしれないし、アイツは実験好きのインドア派でもあるしナァ。ユーがもうちょっと運動に誘ってやりゃイインダ」
「誘ってるよー。さすがに毎日はあれだけど、週に三回くらいは。実験の邪魔するのも悪いしさ?」
「やることはやってるんダナ……」



 ――ぺたぺた。



「……むー。イリスばっかりずるい」
「ンー? 不満デスカー?」
「私ばっかり触られてるのもさ。むしろイリスのほうが触りやすい衣装着てるんだし、せっかくだから触らせろよー」
「オゥ……オーケー、イッツオーライ♪ というか私はユーが望むなら最初から触らせるつもりだったケドナ?」
「あっさり……なんとなくそんな気はしてたけど」
「フフン。相手が欲しけりゃ自分を差し出せ、ってのがユーに対する私のスタンスデース♪」
「差し出されてるのか、今……」



 ――ぺたぺた。



「……あ、意外な感触。イリスのおなかも思ったより引き締まってる」
「フフン、何故だと思う?」
「うーん……わかんない。イリスはあまり運動してるイメージ無いからさぁ……」
「ヒント、私の得物は?」
「得物……あ、鎌?」
「イエス。ああいう武器も扱えるんダゼ、私は」
「あー、思い出してみたらイリスイリュージョンのときに思い切りのいいスイングしてたわね……もしかして、やろうと思えば白兵戦もできるの?」
「できないことはない、カナ。さすがに得物がデケェから小回りが利かないし、そもそも私は魔法中心の戦闘スタイルだし……ユーだって別に戦闘で身体能力を活かすわけじゃないダロウ?」
「まあ、私も魔法使いだしね……」
「先手を取ってフレイムを撃つ、それだけでいい、ってヤツダナ」
「いやそれ私言ってねえから!?」
「でも、もうひとつのほうは魔王タワーで言っちまったナ?」
「あー……なんかもう、すっかりそういうイメージついてるんだなーって」
「ま、その強引さで救われたヤツも何人か居るんだし、悪いことじゃないダロウ?」
「それはそうなんだけど、あんたが言っていいの?」
「悪魔としちゃ良くないかもしれんが、そこはもう王国民として割り切るとするヨ。何よりユーやメニャーニャとこうやってじゃれあうほうが大事ネ」
「開き直ってるぅー……」



 ――ぺたぺた。

 ――ぺちぺち。



「ねえ、これいつまで続くの……っていうかいつになったら満足するのー?」
「私の気分次第デース♪ そういうユーも、なんだかんだで触り続けてるジャン?」
「先に止めたら負けな気がして……」
「フフーン、競ってみるカー?」
「あ、これ延々だらだら続くパターンだ……」
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ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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