タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。
内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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◆ネットプリント編◆
――ぺたぺた。
「フンフンフフンフフーン♪」
「何をやってるんですか!?」
「ナニって、プリントアウトしたユーの絵を部屋の壁に貼り付けていってるだけだが?」
「プリントアウトってどこで、どうやって!!?」
「フフン、便利な世の中だよナァ。最近はネットプリントなんて技術もあるんダゼ?」
「この世界にそんな技術ありましたっけ!!?」
「細ケェコトはイインダヨー。フフン、よりどりみどりデース♪」
「まさか全部貼るつもりですか……?」
「オフコース♪ まだまだいーっぱいあるゼー?」
「なんかもう私が恥ずかしいというか、そこまでいくとイリスさんが痛々しい気がするのですが……」
「ドウカナー? もしかしたら今の私と同じコトをしようってヤツ、いるんジャネェノ?」
「そんなことは……こと、は……」
「嫌がるなヨー。絵だってこんなにあるんだし、愛されてるジャネェカ、ユー」
「からだがめちゃくちゃあついんですけど……」
「ククク、オーバーヒートしないように冷やしてやろうカ?」
「それもなんかくやしいので結構です……」
「チェー、意地っ張りーにゃメ。ア、ちなみにプリントしたのは一種類につき一枚とかじゃないからナ?」
「なんですってー!!?」
「ここは王国内の私の部屋だが、他にも冥界に貼ったり、あとはこれらの絵を展示したにゃにゃーにゃカフェをオープンしてみたり」
「これ以上恥を広めないでもらえません!!?」
「恥じゃなくて人気が広まると思うんだが?」
「やめてくださいしんでしまいます!!!」
「だったらお迎えの時来たる、ダナァ」
「まだ早いです早すぎます!!!」
「……ウーン、しかしこりゃちょっとやりすぎたカナ。ヘイ、メニャーニャ、ちょっと横になりナ」
「できれば別の部屋に連れて行ってもらえませんかね……この空間は落ち着かないです……」
「あ、ソウダッタ。ま、私の部屋にはしばらく招待デキネェナァ、ククク」
「早く落ち着いてほしいです……」
「しばらくはエステルからのちょっかいも覚悟することダナ……というか手加減はしてやれヨ?」
「何が言いたいんですか」
「ドントビーバイオレンス。ユーの暴力は恥ずかしさに比例するからナァ」
「それを言うなら今ここでボコボコにして差し上げましょうか、イリス様?」
「バット、ボコボコにされたって私はオマエを愛でることをヤメナグハァッ!!?」
「ちょっとは懲りてください」
「よ、容赦ないデース……ガクリ」
「わざわざ自分で擬音をつぶやかないでください」
「オゥマイゴッド……」
◆BOOTH販売アイテム編・その1◆
「ふう、今朝のコーヒーはまた一段と格別じゃのう」
「あ、おはようございますドリントルさん」
「おお、おはようメニャーニャ。そなたがこんなに朝早くから起きておるとは、珍しいのう?」
「植物の世話もありますので……普段どんなイメージを持たれてるんですか」
「いや、実験で夜遅くまで起きていて、その分朝が弱そうなイメージがあるんじゃが」
「あー……まあ否定はしませんが、そればっかりでもないですよ?」
「そうじゃな、今みたいなこともあるし……それにしてもある意味ちょうどいいというか」
「ちょうどいい?」
「いや、今日はこのマグカップで一服させてもらっておったんじゃが」
「マグカップがどうかしたんですか?」
「絵が描いてあるんじゃよ。よく見てみい?」
「絵……あ、あああっ!!?」
「実に可愛らしく描かれておるのう?」
「ちょちょちょちょ、ちょっと!!? どこでこんなもの手に入れたんですか!!?」
「どこかはわからんのう。通信販売で売られておったのじゃが、可愛かったのでついポチッと」
「つい!!?」
「いやあ、こんなに可愛いマグカップで飲む朝のコーヒーは一段と格別じゃ」
「なんてことしてくれるんですかあぁ……」
「なんてこと、とはひどいのう。そんなに恥ずかしがらんでもよいではないか」
「だってえぇ……」
「まあ、おぬしには悪いかもしれんが、愛用させてもらうよ。大事に使うから許してくりゃれ」
「しかもそんなこと言われたら無碍にできないしぃ……」
「お人好しじゃのう、なんだかんだで」
「あ、メニャーニャちゃんにドリントルちゃん、おはようでちー!」
「おお、デーリッチにヅッチーもいるのか?」
「どうしたんだー? メニャーニャへたりこんじゃってるぞー?」
「ああ、実はちょっとわらわがこのマグカップで一服しておるところに出くわしてな?」
「あー、それかわいいでちよねー!」
「ってちょっと、デーリッチさんも買ったんですか!!?」
「ヅッチーもなんだぜ!」
「え、えええー……どれだけ出回ってるの?」
「人気じゃなぁ、メニャーニャ。ところでデーリッチ、どこへ行こうとしてたんじゃ?」
「あ、今日はねー、大学でち!」
「たまにはちゃんと勉強しにいかないとな!」
「おおう……珍しいこともあるものじゃ。何か、やる気になった理由でもあるのか?」
「えへへー、実は通信販売でノートを買ったんでち!」
「え、通信販売?」
「おうよ、ズバリこれだぜっ!!」
「うわああああああああああああっ!!?」
「ふむ、そういえばこのノートも通信販売リストに載っておったのう」
「えへへ、こんなに可愛いメニャーニャちゃんが書かれてるノートだから、ちゃんと使ってあげようと思ったんでち!」
「メニャーニャはかしこくてえらいからなー。ノートもちゃんとえらい内容にしなきゃな!」
「ひいいいいい……世界が私を殺しに来てるうぅ……」
「大げさすぎるじゃろ。むしろもっと胸を張ればいいのに」
「嫌味ですかっ!!?」
「違うわっ!!?」
「あはは、仲がいいな! じゃあヅッチーたちはいっちょ張り切って勉強してくるぜー!」
「いってくるでちー! おふたりともごゆっくりー!」
「ゆっくりできませぇん……」
「半泣きではないか……やれやれ、悪いが我慢してやっておくれ。決して悪意など無いんじゃからな?」
「はあ……」
「なんじゃったら気晴らしにコーヒーでも淹れてやろうか?」
「普通のカップでお願いします……」
◆BOOTH販売アイテム編・その2◆
「ただいまー♪」
「あれ、おかえりなさいエステル先輩。出かけてたんですか?」
「そうだよー、ちょっと買い物に行ってたんだ」
「買い物ですか。どちらまで?」
「主にユノッグ村と王国ベーカリーかな。メニャーニャの分も買ってきたから……よいしょっと」
「――って、先輩、そのカバン、っていうかそのトートバッグはっ!!?」
「ああ、これ? 通販で買ったんだー」
「また通販ですかっ!!?」
「なんだよー、これは結構前から売ってたし、一番目立ってんのって私だぜ? 厳密には私を元にしてシノブがイメージした巨人さんだけどさ」
「ま、まあそれはいいんですけど、なぜ私が猫化しているのか、納得がいきません……」
「なーに言ってんのさ。それににゃーにゃちゃんだって可愛いんだから、あんまり邪険にしてやるなよー?」
「うう……邪険にするなというのはぐうの音も出ないです……でも、先輩だって巨人さんを見たときは不満げにしてたじゃないですか」
「いやあ、シノブから脳筋だと思われてるのかーってちょっとショックだったから……でも、よく考えたらさ?」
「何でしょう?」
「元々あの二人が生まれた場所っていうのを考えるとさ……シノブをずっと支えてくれてたんだよな。デーリッチがやってくるまで」
「……そう、ですね。先輩を元にした巨人さんは非常に頼もしかったことでしょう」
「にゃーにゃちゃんは素直じゃないみたいだったけど、頭は良くて、なんだかんだシノブには懐いててさ。すごく支えになってたと思うよ?」
「そう、でしょうか……そうだといいですね……」
「自信持ちなよ。あんたは私にとってもシノブにとっても、自慢の後輩なんだからさ?」
「……ありがとうございます。その言葉は素直に受け取っておきます」
「お、いいねえ。そういう素直なメニャーニャも可愛いぞー?」
(……私は知ってるゾ)
(……私も知っています)
(こないだからメニャーニャのヤツ、通販に面食らってばっかりいるケド)
(自分が主体のものだと、恥ずかしがる傾向がありますからね、あの子は)
(でも、アイツ自身も通販で買ったグッズがひとつだけあるのを、私は知っているゾ)
(ええ、私も知っています)
(エステルとメニャーニャのキーホルダー)
(略してエスメニャキーホルダー)
(自分のカバンにぶら下げて、時々大事そうに握り締めてるよナ)
(なんだかんだであの子はエステルのことが好きで仕方がないのでしょうね)
(……羨ましかったりするのカ、シノブ?)
(ちょっぴり、ですね。私も彼女たちの仲に入りたいです)
(ユーたち、召喚士三人組って言われるのにナ?)
(うかうかしていられないです。ただでさえメニャーニャはあなたにもさらわれそうになっているのに)
(バーカ、ユーもさらうつもりだから安心シナ。なんとか死後も三人一緒で居させてやりたいもんダ)
(……お心遣い感謝します、イリスさん)
(ま、私の望みでもあるからナ。ということで、ホレ)
(あ、これは……イリスさんとゼニヤッタさんのキーホルダーですね?)
(私からの親愛の証ってことでひとつ、ナ?)
(うふふ、ありがたくお受け取り致しますわ)
(サンキューベリーマッチ♪)
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こうと
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男性
自己紹介:
ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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