タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。
内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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「むーん……むうーん……」
「どうしたんじゃ、わしのことをやけにじろじろと見つめおって」
「……口調は被っておるし、身体はわしよりも圧倒的に、というかこの拠点の中でぶっちぎりに小さい」
「悪かったのう。というか煽りに来たんかい」
「いや、すまぬ、そうではない。そんな姿であるにもかかわらず、様付けしてしまうほど敬意を抱かずにいられない……どうしてそんな雰囲気を漂わせておるのか、と思ってな」
「……それはそれで、わしに聞かれても困るんじゃが。呼び捨てでも良いと言うておるのに、様付けのほうが語呂が良い、様付けじゃないとしっくり来ない、とか」
「それでもやはり、敬意無くしてナチュラルに様付けなどされんじゃろう。魔王と神という違いはあれど、できればわしも見習いたいのじゃが」
「とは言うてものう。わしも正直言ってようわからんし、残念ながら良いアドバイスはできそうにないぞ。……ただ、それとは別に言えることは」
「おお?」
「お主はまだ子供じゃろう。魔王としてのプライドゆえに、子供扱いは舐められると感じるのかもしれんが、子供のうちに出来ることというのもたくさんあるじゃろう。いろんなことを体験していろんなことを学び、そうするうちに自然と大人になって、魔王としての風格も身につくやもしれん。成長を焦るでないぞ」
「…………」
「なんじゃ、どうしたんじゃ?」
「……いや、なんとなくじゃが、皆がティーティー様を慕う理由がわかった気がする。正直、今の言葉は響いたというか」
「そうか? それは何よりじゃが」
「うむ。なんだかんだで年長者として親身に言葉をくれる点は、それは敬われるじゃろうなぁ、と」
「そうなんじゃろうか……そんなに気の利いたことを言ったつもりはないんじゃが」
「十分過ぎるほどじゃよ。なるほど、本人がナチュラルだから周囲の接し方もナチュラルなのか……」
「なんか語弊を招きそうじゃのう……」
「いや、ともかく。また悩みがあったら相談しても良いかのう、ティーティー様?」
「まあ、わしでよければな。よろしく頼むぞ、マオや」
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こうと
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男性
自己紹介:
ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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