タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。
内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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「ところでシノブと言えば、魔王タワーの天国でまさかの再会、じゃったらしいのう」
「そうだねー……話には聞いてたけど、まさか実物と対面できるとは思わなかった……っていうか、でかすぎだろ私のイメージ!」
「ほんにのう……あれ、ちょっとやそっとじゃびくともせんのじゃなかろうか?」
「乙女としては傷つくんですけど!?」
「でも、頼もしくて良い人だったじゃないですか先輩。それに天国ではおとなしかったけど、シノブ先輩の世界ではまさにガーディアンって活躍だったそうじゃないですか」
「あれ、メニャーニャは話は聞いてないんじゃなかったっけ?」
「結局話されましたよ……シノブ先輩が本当に話したそうにしてたから、つい……」
「なーにひねくれてんだよー。そんなんだから猫っぽべみょばっ!?」
「……特技キャラにも負けないぐらいの見事な裏拳じゃったのう」
「ボルト落としを使う関係で攻撃力は鍛えてますので」
「メ、メタ発言やめろよいってぇ……」
「……それで、です。やっぱりマオさんにとっても予想外の出来事なわけですよね?」
「無論じゃ。そもそもシノブが生み出したイメージなんじゃから、わしには関知のしようがないわい。まあ、それゆえにわしもワクワクさせてもらったわけじゃが」
「……マオさんから見たら、どんな印象だったんですか?」
「ふむ。言って良いのか?」
「……我慢します」
「私に対しても我慢しろよ、おい」
「ははは……まあ、二人とも見た目どおり、じゃな。えすてるさんは大きさそのままに温かくて頼もしいし、にゃーにゃちゃんはひねくれておるが可愛らしくて知的じゃ。おぬしらのイメージをよく反映しておると思うよ」
「……そんなにひねくれてるんですかね私……なんか傷つくなあ……」
「というかよく考えたら、私達って意外と自分のこと美化してんのかもしれないなあ……そういえば思い出したことがあるんだけど」
「何じゃ?」
「いや、シノブを救出しに乗り込んだ世界の、最初の部分の話なんだけど……そこって、私達のイメージしたものが具現化して立ち塞がる仕組みになってたんだよね」
「……そういえばそうですね。緊張や不安が、見覚えのある魔物の姿を取って襲い掛かってきたんです」
「そういう仕組みに気づいたから、みんなで『絶対に無害なもの』をイメージしようってなって、思い浮かべることに集中しながら進んだんだ。そしたら……」
「どうなったんじゃ?」
「うん、幸せそうな顔して眠りこけてるデーリッチの巨大イメージが出てきたんだよね。マリーと私とメニャーニャが揃いも揃って思い浮かべたわけなんだけど……」
「当のデーリッチさんは怒ってましたね。自分はもっとカリスマに満ちているイメージのはずだー、って」
「なんじゃ、じゃあおぬしらも人のこと言えんではないか。カリスマと言うならば、大魔王たるこのわしを見習ってもらわねばな」
「マオちゃんかわいい」
「こらぁ!?」
「……同じ穴の狢、ですね」
「……おほん。ともかく、魔王タワーの天国が、あの二人にとって安心して暮らせる場所になっているなら、ますます頑張って運営していかんとのう」
「無くなったからといって二人がいなくなるわけじゃあないんだろうけど……あそこなら私達も会いにいけるからねえ。マオちゃんには感謝しないといけないかな?」
「…………、ですが」
「ん……どうした、メニャーニャ」
「いえ、私も個人としては魔王タワーの運営を応援したいところなのですが……かと言って、魔王タワーについては看過できない部分もいくつかあるんです」
「……表情が変わったのう」
「ええ。ここからは特務召喚士官という立場で話をさせて頂きます。質問には正直に答えてください」
「わかった。分かることであれば答えよう」
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こうと
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自己紹介:
ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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