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タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。 内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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イリス、メニャーニャ、エステル。バレンタインSS。
とにかくこのシチュエーションが書きたかっただけです。

+ + + + + + + + + +

「ハロー。メニャーニャ、居るかーい?」
「……イリスさんですか。どうぞ」

「……警戒されてんナァ。前はそっちから扉開けてくれたジャネェカ」
「前にそうした時は大変なことになったじゃないですか。繰り返されてはたまりませんね」
「でも鍵はかけてネェンダナ……まあいい、邪魔するゼ。今日はお疲れダナ、メニャーニャ」
「お互い様でしょう……イリスさんは、今日はアックマンチョコのセールで忙しかったんじゃないですか?」
「まぁナ、バレンタインと言えば書き入れ時ってやつダナ。レアカードキャンペーンは大当たりだったゼ?」
「……封入確率アップとか、ですか?」
「イエス。私のカードも例外なく、ナ」
「って言っても、イリスさんのカードってそもそもの確率が低いから、アップ値も雀の涙なんじゃないですか?」
「けど嘘は言ってネーヨ」
「それはそうですけど……」

「ユーはユーでチョコ配ってたよナ。なんか高そうなヤツ」
「……なんだかんだでハグレ王国には大きくお世話になっていますので、帝都の専門店で選んできたんですよ」
「手作りはしなかったのかい?」
「……受け取り方も人それぞれなのでしょうけど、職人さんの作った確かな味を渡すというのも、きちんとした誠意だと思いますので」
「フーム……オーケー、アイシーアイシー。実際美味かったしナ」
「どういたしまして」
「けど、ユー自身は誰かからもらったのかい?」
「いいえ。……そもそも女性が男性にチョコを渡すイベントですから。私は便乗して分け隔てなく配ってただけで」
「分け隔てなく、ネェ……メニャーニャ、ちょっとコッチ向きナ」
「何です――」



「――――っっ!!?」



「…………」
「~~~~っっっ!!!!」

「…………ぷは」
「~~……っっっ……」



「プレゼントフォーユー、ってナ」



「おーっす、メニャーニャおつかれー……ってちょっと待てぇ!?」
「ワット? ハロー、エステル」
「ハローじゃねぇよなんだこれ!? あんた今度はメニャーニャに何したのよ!?」
「何って……チョコを口移しで食べさせてやっただけダゼ?」
「はあぁ!? 私のいない間に大胆すぎだろそれ!?」
「まったく、隙が多すぎるゼ、ユー」
「ぐ、ぐうの音も出ねえし……! ちょ、ちょっとメニャーニャ、大丈夫?」
「…………」
「完全に喋れなくなってるじゃないの……耳まで真っ赤っ赤だし、見事なあかーにゃっぷりだわ……」
「――ヘイ、エステル?」
「何よ――」



「んむううっ――!!?」



「…………」
「むぐうっ……!!」

「……ぷはぁ」
「~~~~っ、あ、あんた、私にまでっ……何考えてるのよっ!?」
「何考えてるか、ッテ? そりゃあ――」



「メニャーニャ、エステル、アーイ、ラーブ、ユー♪ ……ってところカナ?」



「んなあっ……!!?」
「っっ……!!」
「あ、あ、あ、あ、あんた、いい加減、人をおちょくるのやめなさいよ!?」
「ククク、そういう反応されると楽しくって仕方がネェナー。じゃ、そろそろ私はこのへんで帰るゼー」
「ひ、引っ掻き回すだけ引っ掻き回しておいて何もフォローしないの!?」
「クク、しばらく身悶えてるとイイサ。私の愛は安くないゼ?」
「愛とか言うなーっ!!?」
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自己紹介:
ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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