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タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。 内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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ニワカマッスル、ハピコ。
登場人物はこの二人ですが、話のメインに来るのは召喚士の人達。
中でもメニャーニャさんは実験や帝都関係の雑務で忙しそうで、モーモードリンクとの相性が良さそうで、『GENKI! モーいっぽん!! ~特務召喚士官メニャーニャも愛用~』なんてキャッチコピーを勝手に考えたこともあります。

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「ちきしょお……今月も負けたー」
「はっはーん。あんたが売り上げでこのハピコ様に勝とうなんて、まだまだ十年早いねー」
「十年だとー? 今月はもうちょっとだったってのに……」
「……あー、うん。ちょっと盛ったわ。ていうか、確かに勝つには勝ったけど、だんだん近づいてきてるし……うかうかしてらんねーなー」
「うちの成長力、舐めてもらっちゃ困るぜ?」
「成長力、かー……うーん。なんだかんだでマッスルのモーモードリンクって実際に効果あるやつだから、知る人には確かな需要があるのかなー?」
「おう、消耗品だから気に入ってくれた人がリピーターになりやすいってのはあるな。実を言うと箱単位で毎月注文してくれる人も何人かいるんだぜ?」
「え、ちょ、マジで!? 一人につき、ええと、毎月三十本か? それ、すげえ大口じゃね!?」
「おう、ありがたいことだぜ。……ただ、まあ、たまに複雑な気持ちになることもあるけどな」
「なんだそれ。売れてんだから喜べばいーじゃん」
「いや、実は……買ってくれる人の中には召喚士三人組も含まれてるわけなんだが」
「ふーん。エステル、メニャっち、シノブっちかい? 何か問題あんの?」
「特に後ろ二人には『一日一本、用量・用法を守って正しくお飲みください』って念入りに言ってあるんだが」
「……あ、なんとなく言いたいことわかったわ。よく徹夜してるって聞くよね」
「メニャーニャさんは実験で、シノブさんは執筆活動で、だな。エステルはまあ普段がアウトドア派だから安心して勧められるんだが、一方で徹夜耐性があるとも聞いたことがあるわけで」
「要するに、無茶しそうな三人ってわけだ?」
「っていうか、エステルの無茶は実質リアルタイムで見てるからな。ほれ、デーリッチが行方不明になった時だ」
「まあ、あれ、実際は地下に篭もってて、直に見たわけじゃないけどね……とはいえ、メンタルナイスがぶ飲みで召喚に挑戦しまくってて、その上で異世界に乗り込んで助けに行ったんだっけ」
「今振り返るとかなり寿命を削ったんじゃないかって思っちまうわな。まあ、あの件は結果よければすべて良し、だが」
「そうだねー……ちょっとでも躊躇があったら、でこっちを助けられなかったかもしれない。助け出せたって結果があるなら何よりってことだよね」
「そうだな。まあそれはここ一番の踏ん張り時ってことでいいんだけど……それはそれとして、無茶ってやつは、普段からするのはあんまり良くない気がするんだよな」
「話が最初に戻るわけだ? んー、でもそれも難しいところじゃない?」
「かもなあ。俺達からすると徹夜って無茶に見えるけど、当人達にとっては捗ってんのかもしれねえ。良い実験結果が出たり、時間を忘れるほどすらすらと執筆が進んだりとかな」
「そうして世に出たものが世界を発展させる……って考えると、止めていいものかってなるよねー」
「そうは言っても資本になるのは結局は自分の体だからな、もうちょっとくらいは大事にしてほしいって俺は思うぜ」
「マッスルなんかまさに体が資本って感じだもんねー。筋肉的な意味で、あと非常食的な意味で」
「おい後ろ、そんな意味はねえよ!?」
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ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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