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タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。 内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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イリス、ラージュ姉妹。
他にもう二人ほど登場しますがそれは読んでのお楽しみ。

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「ヘイ、ヘルラージュー?」
「ひっ!?」
「ちょっと何よ、ヘルをいじめる気!?」
「声かけただけダロ!? いや、そうじゃネェヨ。ちょっとオファーをナ?」
「わ、私にオファーって何ですか?」
「ズバリ、めいかいQに解答者として出演してみないカーイ?」
「ちょっと、それは駄目よ、ヘルには危険すぎるわよ!?」
「ホワイ?」
「ホワイじゃないわよ! めいかいQって一問間違えたら即罰ゲームなんでしょ!? ズブーブ沼に放り込まれたりゼンマイ山の崖からバンジージャンプさせられたりって聞いたことあるわよ!?」
「ひいぃ!?」
「チッ、バレバレカ……マァ、流石に露骨すぎたカナ」
「とにかくお断りよ! 帰って帰って!」
「アー、その前に……ミアラージュ、ちょっとこっち来いヨ。変なことは何もシネェカラ」
「な、何よ……」
「お、おねえちゃん、大丈夫なの……?」
「イヤ、何もシネェって言ってるダロ」
「……わかったわ、話なら聞いてあげようじゃない」



「――そもそもなんで私がヘルラージュにオファー出したか、オマエ、わかるカ?」
「正直言って思い当たる節がありすぎて……はっきり言って罰ゲーム要員でしょう?」
「イエス。マァ、いくらなんでも結果発表マンの正体がワカンネェってのは、ネェワ」
「ぐっ……!」
「オマエもメッチャクチャ甘やかしてたってのに、見事に台無しにしてくれたよナァ?」
「意地悪く笑いながら言ってんじゃないわよ……!」
「性格もヘタレだし、罰ゲームやらせたら絶対に良いリアクションしてくれるだろうと思ったんダガ、そうか、ダメカー」
「ダメに決まってるでしょ! ああ、もう、話は終わりよ! とっととどっか行けっ!」
「ヘイヘーイ。邪魔したナー」
「お、おねえちゃん、もういいの?」
「アー、ヘルラージュ。ちなみに結果発表マンの正体はナ、マーロウのオッサンじゃ――」



「呼ばれて飛び出てバリッと参上ッ!!」



「ブハァッ!?」
「ちょ、マーロウさん、いきなりどうしたの!?」
「マーロウではないっ!! 我が名は結果発表マン二号であるっ!!」
「マリ……一号と同じアイマスクしてるだけジャネェカ!?」
「イリス、今なんで自重したの」
「イヤ、ウン、なんとなく」
「ハーイ、呼ばれて飛び出てビリッと一号参上ダヨー!」
「あ、本家」
「紹介するヨー! この人は結果発表マンの新しい仲間ダヨー!」
「二人合わせて、せーのっ!」



「結 果 発 表 メ ー ン !!」



「複数形になっただけジャネェカ!?」
「で、でも決めポーズのインパクトが高低差で強調されて、カッコイイですわぁ……!!」
「あ、ヘルが普通に感激してるわ……」
「ミーハーなんじゃネェノ……?」
「カッコイイか、そうか! そう言ってもらえてマリオンは嬉しいぞ!」
「オイ、一人称、一人称!」
「隠す気ゼロじゃないの!」
「え、そ、そんなことはないぞ!?」
「そうよおねえちゃん、マリオンちゃんはかわいいけど、結果発表マンはすごくカッコイイわ! 同一人物のはずないじゃない!!」
「気づいてネェ!?」
「頭痛くなってきたわ……」
「ふむ、どうやらお嬢さん方は特に用事があって我々を呼んだわけではないようだな。無用とあらば去るとしようか」
「あ、待って! サインください!!」
「なんかもうツッコむ気力も出ネェヨ……」
「同じく……」









「……なんだったんだろうナ……」
「……なんだったのかしら……」
「というか、結局オマエの妹はどっちの正体にも気づいてないみたいだったが……」
「もう、わざとやってるんじゃないのかしら……」
「……どっと疲れたって様子のところアレだが、改めてサ、オマエの妹、めいかいQに出演させてもらえネェカナ?」
「ダメって言ってるじゃない。罰ゲーム不可避だもの」
「いや、罰ゲームは無しダ」
「えっ?」
「ちょっとナ、さっきの結果発表メンを番組進行レギュラーに据えたリニューアルバージョンを思いついたんで、そのプレテストでの解答者としてナ?」
「……レギュラーにするの?」
「イエス。ああいう振る舞いを続けるんなら、もう少しそれらしくやってもらわネェと。それにはうってつけの舞台だと思うゼ?」
「まあ、それなら……それに罰ゲーム無しのプレテストって言ったら、店舗提案の時の最初の大会もそういう形式だったものね」
「対戦相手はデーリッチとハオとベロベロスと地竜でどうダ?」
「別の意味で危険すぎるわよ!?」
「ククク、果たして獣たちとオマエの妹と、どっちが賢いのカナァ?」
「くっ、怖いけどさすがに断るのもプライド的にマズイ気がするわ……! う、受けて立とうじゃないの!!」
「あ、カンニングは無しナ?」
「悪魔から釘を刺された!?」








この話はざくアク水着イベント製作日記6もちりさんのイラストから閃いて書きました。
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ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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