タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。
内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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「いらっしゃいませー……あら?」
「ハロー、ケモノピンクガール。儲かってマスカー?」
「え、ええと……ぼちぼち、ですかね?」
「オー、ナイスアンサー。知ってただけでも大したものデース♪」
「珍しいですね、イリスさん。何かご用ですか?」
「ま、たまにはここのパンをメシにしようかってナ。一番辛いカレーパン、プリーズ」
「あ、カレーパンはあちらになります。イリスさんのお口に合うかどうかはわかりませんが」
「ハハ、まあ文句は言わネェヨ。辛さにそこまで期待はしないが、味には期待してるゼー」
「ありがとうございます。じっくり選んでいってくださいね?」
「オー、イエース。で、ついでに、後でちょっと時間取れるカイ?」
「はい? 何でしょう?」
「少し、ユーについて気になることがあってナー。今は忙しい時間帯だろうから、手が空いたらでいい。土産物屋で待ってるゼー」
「わかりました、おうかがいします。それまでごゆっくりどうぞ」
「リョウカーイ。んじゃナー」
「……さて。お話とはなんでしょうか、イリスさん」
「ワリィナ、時間取ってもらって。いきなりズバッといくけど、ユーの炎の力って奴がナ、気にナル」
「私の……力、ですか?」
「イエス。エステルやヴォルケッタと違って、ユーの力は相手を暗闇に閉ざしたり前後不覚に陥らせたり……随分と嫌らしい性質を持ってヤガル」
「……そう、ですね。威力を出すよりもそちらのほうが得意です」
「ただ状態異常を与えるだけなら他の技でも替えは利くが……ユーの場合、それに加えて状態異常をさらに効きやすくしたり、複数の属性耐性を一気に下げたりもできるんだよナ?」
「ええ。……ああ、私に目をつけられた理由、なんとなくわかった気がします」
「クク、悪魔としちゃ興味深いのサ――ユーの炎の力は、どう見ても闇のほうに傾いてるからナ」
「私が、あなたと同列の存在であると?」
「イヤァ、それは飛躍しすぎダケドナ――同列と言うにはユーの性格は普通だし。そりゃあもう、参謀サンがフォントサイズを倍にして叫ぶくらいには」
「いきなりものすごいメタですね!?」
「百聞は一見にしかず、って言うダロー?」
「もうちょっと他に方法があったはずでは!?」
「ノープロブレム、イッツオーライ♪ 気にしたら負けデース」
「わざとなんですね……」
「ま、結局は捉え方次第サ。闇に寄ってようが、ユーなら使い方を間違わないだろうし……エステルやヴォルケッタにしても、火力主義ゆえにその炎は相手を灰燼に帰す恐ろしいものだ、と捉えるヤツもいるだろうカラナ」
「捉え方次第、使い方次第、ですか……なるほど、改めて考える良い機会になりそうです」
「あんまり大した話はしてネェケドナ?」
「ですが、振り返るというのも時には有意義なものです。ありがとうございます、イリスさん」
「ドーイタシマシテ。あ、あと、パン美味かったゼ。ゴチソーサマデシタ」
「ふふ、お気に召したようで何よりです」
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こうと
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男性
自己紹介:
ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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