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タイトルどおり、pixivなどで書いたざくアクSSの保管場所です。 内容に差異はありませんが、ショートショートにまとめられていた話などは細かく分けられています。
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ウズシオーネ、マリオン、マオ。
「ざくアク版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負」で上記3名をお題に書いたものです。

+ + + + + + + + + +

「――活動報告はもうないかな? では、次の議題に進むとしよう」
「えーと、でも探索場所と言っても、ここ最近は魔王タワー、時々次元の塔って感じでちねー」
「あ、はい! いいでしょうか!」
「お、ウズシオーネさん。何かな?」
「探索提案と言いますか、はっきり言ってしまえば営業なんですけども! 皆さん、もう一度ドナウブルーでバカンスを楽しんでいかれませんか!?」
「あ、そういえばあっちの経営も個人で続けてるんだっけ」
「はい! そんなに前のことではないはずなんですけども、初めて皆さんをご招待したときのことがもう随分と懐かしく思えますね!」
「そうでちねー。ローズマリー、たまにはいいんじゃないでちか?」
「ただ、前回はリゾート券をお持ちでしたので無料でのご招待でしたけれども、今回は参加人数分の旅費は頂きたいと思っております。とは言っても、今は私もハグレ王国の一員として頑張らせていただいてますから、そのお礼の意味も込めまして、五割引きでご案内しますよ!」
「おお、五割引きとは思い切ったね……」
「行きたいのじゃー! 行きたいのじゃー! 五割引きと言ったら断然お得ではないかー! 行きたいのじゃー!」
「おおう、マオちゃんの主張が激しい……」
「実際、私より後にハグレ王国に入られた方は、ドナウブルーの景色は未体験ですよね? そういう方々にも是非ご案内したいと思っております!」
「なるほどね。まあ、格安で羽を伸ばせるなら悪くないかな。他のみんなはどうだい?」
「行きたい人は挙手をお願いするでちー!」



「――行く人行かない人はだいたい半々に割れたけど、バカンス自体はほぼ一致で賛成みたいだね」
「ドナウブルーとはどんな場所なのだろうか! マリオンもなんだかワクワクするぞ!」
「この大魔王をうならせる景色を見せてくれるのであろうな!?」
「にょほほほ、もし綺麗な景色だったら是が非でも芸術の糧にするのです!」
「おほほほっ、この私を満足させるに足るものかどうか、この目で見極めてやりますわっ!」
「特に子供たちがわかりやすく浮かれてるね……」
「ありがとうございます! でしたらすぐに人数分のご利用手続きを取らせていただきますので、参加される皆さんは準備の方をお願いしますね!」
「わかりました。バカンスのお誘い感謝します、ウズシオーネさん」
「いえいえこちらこそ! 皆さんに楽しんでいただければ何よりですっ!」
「では、これにて会議を終了しまーす! バカンスの日程は後日ウズシオーネちゃんから連絡してもらうでち! 本日はお疲れ様でしたー!」
「お疲れ様でしたーっ!」





******





「――マオ、マオ、すごいぞっ! 空一面、海一面だぞっ!?」
「海のど真ん中に建つホテルとは……! 水平線が綺麗に見えるのじゃ!」
「本当にすごいっ! 宇宙じゃ絶対に見られないものが目の前にっ! マリオンは感動したぞっ……!」
「いやはや、スカイツリーの頂上から見れるもの以外にも、こんな素晴らしい景色があったとは……この世界も広いんじゃのう」

「うふふっ、楽しまれてますかー?」
「あ、ウズシオーネ! もちろんだ、とても素晴らしい景色だ!」
「わしらに見せたかったというのも納得じゃ。バカンスの提案、本当に感謝しておるぞ」
「どういたしまして! 喜んでもらえて何よりです!」
「じゃが、いいのか? このバカンス、なんだかんだで結構な人数が参加しておるが、全員五割引きとは……赤字が心配なのじゃが」
「大丈夫ですよ~。出血大サービスとも言いますし、今回が赤字でも普段はちゃんと利益は出ていますし。さらに言うとハグレ王国で運営しているスーパー銭湯や鉄板焼き屋も大変好調なので、経営にはまったく問題ありません!」
「すごいな、ウズシオーネはなんだかんだでやり手なのだな……マリオンも見習いたい」
「おぬしはそもそも店を持っておらんじゃろ。まあわしも、王国市民プールは提案をしたというだけで、実際に運営しておるわけではないのじゃが」
「うふふ、果たして将来のお二人がどんなお店をやりたいと思うのか、楽しみですね!」
「今は他のお店で勉強中の身でもあるしな。マリオンは時々ハグレ劇場の演劇に出演させてもらっている」
「実は宇宙枠のほうが数が多くて目立ってるというアレか……」
「んんー、あの劇のマリオンさんの演技も、雰囲気に合っていて良い味を出していますよ!」
「そ、そうか? それなら嬉しい」
「劇場も本当に楽しいですよね! 私としてはマーロウさんやベル君の演技に惚れ惚れしてしまいますけれども!」
「ダンディとキュートのツートップじゃな……」
「その二人もすごい人気だった。マリオンももっと演技力を磨かないといけない」
「演技力を磨く、って凄まじくロボットらしくない発言じゃのう」
「そうかもしれないな。けど、楽しいんだ」
「ああ~……マリオンさんの笑顔がまぶしいですわぁ……!」
「ある意味、混じりけのない純粋さと言えるものな……」
「なんのことだ?」
「いえいえ、是非ともそのままのマリオンさんでいてくださいという話です。では私は事務仕事もありますのでこのあたりで。お二人も引き続き楽しんでいってくださいねー!」
「わかった、ありがとうなのじゃウズシオーネ!」
「マリオンも感謝するぞ! 無理はしないようにな!」
「はーい、頑張ってきまーす!」





******





『――昼間の青い空、青い海も綺麗だったが、夜になると、また違った顔を見せるんだな』
『そうじゃな……夜の空、夜の海。吸い込まれるように暗く、そして美しい』
『時が、止まりそうに思える。この時が、永遠に続きそうな気がするんだ』
『永遠、か……マリオン』
『どうした、マオ……うわっ!?』
『おぬしをわしのものにして、その瞬間から永遠が始まれば、もっと良いと思う』
『そ、そんな、マリオンとお前は……!』
『逃げたければ逃げてもよいぞ?』
『そんな……そんなことを言うなよ……卑怯じゃないか……』
『何故じゃ?』
『……マリオンだってそう思っていたのに、思っていたけど抑えていたのに……先に言われてしまったら、もう――』











「ぐへへっ……仲良しロリカップル、いいぞぉ……!」



「って、また何を描いてるんだ私はーーーーーーーー!!!!!!!!」
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こうと
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ざくざくアクターズというフリーゲームの二次創作をやっています。ネタが思いつくかどうかは気まぐれなので不定期更新。
主な活動場所はpixivで、この場所はあくまでも保管庫として活用しています。
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